音無サノトの空想録

4コマ漫画と創作日記

人生の目的・方針を「人々に思考の本質を伝える漫画を描くこと」と宣言します

この記事は筆者である「音無サノト」という人間が人生において何を目的・方針とするかを宣誓するために書いたものです。

2022年10月18日に初稿を書き上げました(2023.04.06更新)

必要であれば適宜、修正していき自分の人生の原則として心に留めておけるようにします。

私は毎日、朝(5:00~5:30)にこの記事を読み返すことを日課にすることもここに宣言します。

 

 

人生の目的と方針の詳細

私は自分の人生の目的・方針を「人々に思考の本質を伝える漫画を描くこと」と定義しました。

この目的・方針を決定した理由について以下に述べます。

 

「人々」について

まず、私が「人々に」という国籍、性別、年齢を問わない表現を採用したのは、後に説明する「思考の本質」は万人に有益なものと判断したからです。

私自身、自ら学び何かを考える時間というのはとても孤独な作業でした。

時には辛いこともありましたが、このときの地道な作業が自分に大きな気づきを与えてくれたと思います。

「考える」という行動を大切にする全ての人たちに向け、漫画を通して伝えられることがあればと考えました。

 

「思考」について

私は思考とは「問題解決や知的創造を行う際に人間が行う過程」のことだと捉えています。

近代文明においては最も重要視されるべき行動であり、この「思考」ができることこそが人間が人間として生きられる理由だと考えています。

さらに私自身「考える」という行為がとても好きです。

高校生の頃から自分の気づきや考えをノートにメモした量は膨大な量になります。

そのことについては過去の記事でも書いてありました。

私の本質は「考える」という部分にあるのだと考えています。

私が「思考」という言葉に強くこだわる個人的な理由として、高校生の頃に読んだ『思考の整理学』に影響を受けたことにも由来しています。

 

「本質」について

私のいう本質とは、自然法則に基づいて導き出されているかを基準としています。

人間の社会は日々、目まぐるしく変化しますが自然法則だけは一向に不変であり、その不変性に基づいて導き出された考え方こそ、生きた知識として使える、というのが私の結論です。

一人の人間である以上、主観性は捨てきれませんが、自分の主張に論理的な矛盾はないよう努めることに妥協はしないです。

 

「伝える」について

私は学生時代に友人などに勉強を教える立場になることが多かったです。

どうやら周囲の人の意見を聞いてみると、私は教え方が上手いらしいとのこと。

一時は教師になるのもいいのではないかと考えましたが「ものづくり」という作業の楽しさをどうしても捨てきれませんでした。

なので漫画制作という「ものづくり」を通して、読者に「教える」つまり「伝える」ということを志そうという想いになったのです。

 

「漫画」について

数ある選択肢の中から漫画を選んだのには様々な理由が思い浮かびます。

・自分の人生の要所要所で一番助けてくれたのが漫画だったから

・何かを伝える人なら文章だけでもいいが視覚的にも伝えられる人になりたいから

・物語を通してメッセージを伝える人になりたいから

 

まだまだ理由は思いつきますが、結局のところ私は日本のサブカルチャーが好きなのです。

漫画、イラスト、ゲーム、アニメ、小説、音楽。

色々なものから影響を受けています。

ゲーム制作やイラスト制作などもやってみましたが、その中で一番続いたし、やめられなかったのが漫画でした。

なので漫画を描いていく人生を目指したいと志しました。

 

目指すべき人物像

自分の人生の目的・方針を遂行するために、こういう人物であることを心がけます。

「合理的で優しい人間であること」

「合理的」というのは思考の道筋が明確に説明できることです。

自分の主観だけではなく、客観的なデータや証拠を基に考えることを大切にします。

そのために私は独学の道を歩み続けることを決心します。

優しい人というのは他人の痛みを理解し、否定したり怒ったりせず、前向きな気持ちでいられることです。

具体的なイメージとしてはARIAという漫画のアリシアさんというキャラクター像を持ちます。

 

「探究と創造を続ける人間であること」

探究とは学び続けられること、創造とは描き続けられること。

終わりがなく、学べば学ぶほど広がっていく自分の無知の部分。

できないことに向き合うのは、とても辛いことですが、それをやり続ける人間であろうと思います。

 

「恥ずべきことは失敗ではなく主体的ではないという価値観の人間であること」

私は夢や目標を大きく語るのが苦手でした。

失敗したときの格好がつかないのが嫌だったのです。

でも自分の行動で、失敗に恥じる気持ちは捨てます。

恥じるべきは主体的に動かず、誰かに判断を任せること。

そういう価値観で生きていこうと思います。

 

私淑とする人

ここでは私が人生で迷った際に参考にしてきた方達、これからも参考にするであろう方達を記します。

漫画家が一人もいないのは、参考にしたい人・影響を受けた人が多すぎて、具体的に「この人だ!」と言える方がいないためです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

自分が色々なことにチャレンジするようになったのは高校生の頃にレオナルド・ダ・ヴィンチの「万能の天才」という肩書きに憧れたことから始まります。

世界中の多くの知識人に影響を与えているだろう彼の飽くなき探究心は私の孤独の支えにもなっています。

 

吉浦康裕監督

『イブの時間』、『サカサマのパテマ』、『アイの歌声を聴かせて』などのアニメ映画作品を作った監督です。

作品も好きですし、創作のスタイルで共感できる部分が多いので参考にさせていただいています。

度々、登壇のイベントなどに行っては制作の裏話などを通して学ばさせてもらっています。

 

外山滋比古先生

高校生の頃に出会った『思考の整理学』は私のバイブルであり、「考える」という行為をする際に、最も参考にしている本です。

外山滋比古先生の知的創造の考え方・手法はこれからも参考にしていきます。

 

実行のために差し出すもの

目的を遂行するためには差し出すものがなければなりません。

ここでは人生において関わる重要な項目を「時間・人間関係・お金」と定義して、各項目に対しての私が何を優先し、何を差し出すのか明記しておきます。

 

時間について

1日に8 ~ 12時間の作業量をこなします。

現段階(2022.10.18)では5時起床、21時に就寝という生活を送っています。

7〜12時の5時間、13〜18時の5時間、19時〜21時の2時間を作業時間にあてます。

最低値を8時間、最高値を11.5時間としたのは自分の習慣を観察した際に3日に1回くらいは集中力が低下している日があるためです。

そういう日は集中力回復を目的とした2〜3時間の昼寝をすることにしています。

 

人間関係について

現段階(2022.10.18)では結婚予定が全くないので自分の家庭に関しては考慮しません。

両親や兄弟との仲は悪くないので現状維持で問題ないと考えます。

友人に関しては共通の趣味を持っている人たちが複数人いますので、大切にしていきたいです。

ですが遊びに使える時間は1ヶ月に1〜2回程度に抑えます。

志を共にしてくれる仕事の仲間には妥協なき意見を言い合えるような関係でありたいと思います。

 

お金について

現段階(2022.10.18)で貯蓄した幾らかのお金は生活費と学習費に使います。

娯楽費は全体の1割未満に抑えることにします。

そもそも私は浪費癖がないので、お金に関してはあまり困ったことがないです。

どちらかというと「将来的に収入が無くなるかもしれない」にずっと不安を持っていました。

でも今はお金があってもやりたいことができない人生の方がしんどいという考えがあるので、その不安とは向き合っていく人生を選択します。

将来的に収入が増えても派手に使うことはしないと決めます。

 

人生設計について

日本の男性における平均寿命は81.47歳だそうです(参照先)

そこから現在の年齢を引くと残り約53年(2022.10.18現在)

さらに具体的な日付を算出してくれるサイトがあったので参考にしました。

すると私の死亡推定時刻は2076年3月12日とのこと。

もちろん不特定要素があるので実際に死亡する時期は違うでしょうが、現段階の一つの目安とします。

 

28 ~ 30歳 デビューを目指し読み切り作成

30 ~ 35歳 作品A

35 ~ 40歳 作品B

40 ~ 45歳 作品C

45 ~           作品D

 

作品A〜作品Dまでは、どんなアイデアにしようかは考えているのですが、まだ構想が詰められてないのでボリューム感が掴めていません。

一つの作品につき15〜20巻くらいを想定、週刊連載ができた場合、4〜5年あれば作れるかな、という計算です。

ここは作品の構想が固まり次第、適宜作り直していこうと思います。

 

筆者について

私の「これから」は語ったので「これまで」のことも書いておこうと思います。

私自身、自分の人生を振り返る意図もあります。

ここでは2022年10月18日、私が28歳になった日までの人生を記述しておきます。

 

1994年10月18日に沖縄で生まれます。

そこから幼稚園の年長くらいのときに東京へ引っ越しました。

 

小学生の頃から勉強は得意なほうで、アニメや漫画も好きでした。

小学5年生の頃に買ってもらったコロコロコミックの新人漫画家の応募ページに賞金10万円と書いてあって、漫画家って「めっちゃお金持ちになれるじゃん!(この時は10万円あれば大金持ちだと思ってました)」と感じたのが、どことなく漫画家への興味に繋がったのだと思います。

ただ一番ハマっていたのはロックマンエグゼというゲームの方で、このときはどちらかというとゲーム開発やプログラミングに興味を持っていました。

ただ家庭環境では度々両親のケンカが酷く、あるとき父親と母親が互いに罵っている言葉を聞いて「だったらその二人から生まれた自分が一番この世にいらない人間なのでは?」と思いました。

両親は私自身に怒鳴ったことはほぼあまりありません。

ですが二人が口喧嘩をする姿は私自身を否定している気持ちになりました。

後に10年以上、この考えは私の人生を苦しめることになります。

 

中学生の頃は地獄でした。

入学早々に祖母が亡くなり、私は最初の1週間くらいは沖縄に帰っていました。

戻ってきたら、もう周りは友達も作っていたし、仮入部期間も終わっていて、みんな部活も入っていて中学生としての出だしを歩み始めていました。

あの頃、みんなから出遅れたことは孤立感を味わいました。

たまたま、自分のアパートの上の階にいた先輩に誘われたバレーボール部だけが唯一仮入部の体験もできたこともあり、その流れでバレーボール部に入りました。

「軽く運動ができればいいや」くらいの気持ちでした。

なので大会などに向けて行われる厳しい練習はすごく辛かったです。

先生たちの熱の入った指導も苦しかった。

両親以外の大人にも否定させるんだって思いました。

そんな気持ちなのに何故か自分らの主軸の代になったときに部長に選ばれました。

正直、意味がわからなかったです。

そこから部長としてのやることも増えて、私は耐えられなくなり辞めました。

もっと早くやめておけばよかったと今でも思います。

部活をやめて時間が空いた私は本格的にアニメや漫画の世界にハマります。

涼宮ハルヒの憂鬱』を見て、こんなに面白いものがあるんだって気持ちになりました。

初めて漫画の単行本も買いました。

ToLOVEる』と『バクマン。』を買いに行ったのを今でも覚えています。

この『バクマン。』という漫画は漫画を目指す少年たちを題材にしたもので、その影響も少しあって少しずつ漫画家への憧れが芽生え始めました。

 

高校生になりました。高校時代は比較的楽しかったです。

中学の頃の反省もあったのでゆるく軽い運動ができそうなテニス部に入りました。

自分の願望に素直になるのであれば漫画部とか美術部という選択肢もあったのですが、まだ振り切れてなくて、女子しかいない部活に入るのも気が引けて妥協策として見つけたのがテニス部でした。

でも、この部活はこの部活で結構楽しかったです。

この頃はひたすら漫画を買って読んでました。

漫画をたくさん持っていたのでクラスメイトに貸したりしてコミュニケーションの一つとしても重宝しました。

漫画ばかり読んでいたせいか、漫画の内容は覚えているのですが高校生活に何してたのかをあまり思い出せません笑。

このときから漫画のメモやアイデアをいっぱい書いていました。

ただ家族に漫画を描いているところを見られたくなかったので、あまり創作活動は活発にできませんでした。

このときにも両親は喧嘩を続けていたので、私は両親に将来を相談しようとか、そんなことを考える気も起きませんでした。

その頃に外山滋比古先生の『思考の整理学』やレオナルド・ダ・ヴィンチの書物に出会うことで、漫画を描く能力よりも先に物事を考える能力を身につける方が先だな、と思い独学の見よう見まねが始まります。

 

私はその後、情報工学科の大学に進学します。

漫画の専門学校や美術大学への進路も考えたのですが、正直絵が得意ではなかったこと、漫画家の世界が厳しいことを知ったことなどもあり、将来を見据えてパソコンの力は必要になると判断し、情報工学科に進学しました。

この頃は漫画だけじゃなくて、ゲームやイラスト、音楽などにも興味があり、そのどれも今の時代ならパソコンがあれば出来なくはない、選択肢が多く取れるし、理系の科目は得意だった、という理由もあります。

そうして私の大学生活は始まります。

大学1年生の夏休み、まだ専門的な科目が始まっていない頃に私は独学でプログラミングを始めます。

この頃の主体的な行動が後に色々なことをしていくことへの勇気づけにもなってくれました。

最終的には卒業研究が優秀賞(上に最優秀賞があったので2番目)に選ばれるくらいの成績まで修められることが出来ました。

ただ、就活はうまくいきませんでした。

「やりたいことがなかった」

正確には

「やりたいこと(漫画家)の道はあまりにも険しいから別の道を探したが見つけられなかった」

という感じです。当時は言語化できるほど理解はできていませんでしたが。

 

そして何とか内定をいただけたエンジニアの派遣会社に勤めます。

今の時代なら会社員をしながらでも、漫画を描いてWebで発表したり、同人活動もできるし、漫画を描くことは諦めなくていいかな〜とか思っていました。

それが完全に甘かった。

私は同期よりも早く派遣先が決まって研修の途中で熊本に行くことになりました。

かなり急なスケジュールで新卒1年目が始まりました。

社会人マナーを覚えつつも、急に派遣先が決まったことへの準備に追われ、派遣先では慣れない仕事をこなしながら、はじめての一人暮らしもやらなきゃいけない。

さらにエンジニアの仕事は納期がある分、どうしても残業が発生する。

1日12時間労働が当たり前の会社でした。

平日は帰宅してもご飯を食べてすぐに寝なきゃ体がもたない。

休日はそもそも気力がなくて創作活動をする気にもなれない。

数ヶ月でこれは自分には耐えられないなと思い自社の方に「やめたい」ということを話しました。

「まあ、最初は誰でもそう思うよね」

派遣元の先輩方に色々と相談はしましたが総括するとそんな感じでした。

派遣の会社なので、すぐには対応できないけど別の会社に派遣されるという選択肢もあるよというアドバイスがありました。

でも結局「何がやりたいの?」が決まらなければ、それも対応しようがない。

私はその質問がずっと嫌でした。

「何がやりたいの?」

私はいつも言いました。

「ありません」

だって漫画家という選択肢は現実的じゃない。

だから言わなかったし言えなかった。

何より私は妥協案をずっと模索してました。

なのできついなと思いながら仕事を続けてました。

その頃、派遣先の先輩の厳しい指導もうまくできなくて人間関係にも困難が生じてました。

限界を感じるたびに「仕事をやめたい」ということは言ったのですが、いつも返ってくるのは「やめるのはいいけど、何がしたいの?」という質問でした。

どうやら「とりあえず現状が厳しいから仕事をやめて冷静な気持ちになって、やりたいことを考える」という選択肢はダメなようです。

派遣元の先輩方もやめるなら、次の就職先がある程度決まっていれば、もう少しスムーズなんだけどな、という感じでした。

そんな感じで1年以上働いていました。

いつの日からか「会社を辞めたい」は「早く死にたい」に変わりました。

子供の頃から両親の喧嘩を見ていて感じた「私はいらない人間なのではないか?」という気持ちが「私はいらない人間だ」になってました。

何回か自殺も試してみましたがうまくいきませんでした。

やっぱりギリギリのところで躊躇する気持ちが生まれるし、そもそもうまく死ぬ方法がわからなかった。

それを考えることすら苦痛だった。

突発的に試しても、そう簡単に人は死ねない構造になっているんだなって思います。

そして、とうとう日本語がよくわからない、という状態になります。

普通の会話がうまくできない、という感覚です。

知っている単語のはずなのに、その単語の意味が思い出せなくなりました。

あんな感じになるなんて想像もできませんでした。

あまりにも異常だったので病院へ行き、私はうつ病だと判断されて即入院ということになりました。

 

私は休職という診断を受け、そのまま実家に戻りました。

そして半年が経ち休職期間中も完治しなかったのでそのまま退職となりました。

数ヶ月くらいはただぼーっと生きている感じでした。

何もしないのも辛かった。

嫌な日々を思い出すから。

だからとにかく寝て、起きている時はアニメでも見て、何も考えない時間を確保しました。

この頃、傷病手当というものが貰えて、何もしてないのにお金は増えていくという訳のわからない期間を味わいました。

でも、そのときに感じたのが、私はお金が増えていくことに何も感じない人間なんだなってことです。

想像してたよりも嬉しくありませんでした。

 

しばらく休んでから少し気力が戻りつつあった頃、ちょうど新年になる2019年1月1日にブログやらTwitterやら漫画制作を始めます。

お金があるし、1年間はやりたいことをやって、気持ちを取り戻したら仕事を探そうかと考えてました。

創作活動に加え、アイドルを応援したり、ライブに行ったり、オフ会に参加してみたり。

色んな「はじめて」をやっていきました。

だいぶ気力も戻ってきた頃だし、そろそろ傷病手当がもらえる期間も終わる。

(実は次に失業保険ももらえるのですが)

そろそろ就活でもしようかな〜と考えていた2019年の終わり頃。

世の中がコロナ禍にはいります。

 

ここからは世間が一気に変わっていきました。

色々な業種の方々がコロナに対応を追われる日々を傍観してました。

一生懸命働いている人たちにはほとんど実用的な補償をしなかった国の対応を報道するニュースが流れます。

そんな中、なぜか働いていない私は失業保険をもらえる期間が3ヶ月から6ヶ月に延長されました。

意味がわからなかった。

私は得してしまった側の人間なのですが、今考えても意味がわからないです。

 

そこで私はもう一度考え直します。

「普通に働いても今の日本の社会体制では安定ってないのではないか?」と。

少子化で労働者は減る。日本経済がよくなる兆しもない。

そんな中でどこかの会社に入ったところで、現状の体制を維持するために自分の人生を消費して、高齢者になったときには補償はないどころか、次の世代の負担になる可能性もある。

だったら私は何ができる?

だったら私は何がしたい?

そんなことを思ったとき、私はふと自分が死ぬ日のことを考えました。

そして自分が死ぬ可能性の高い日付を見たのです。

2076年3月12日。

上記の人生計画で参考にしている数値です。

漠然と「いつかは死ぬ」だった気持ちが「この日に死ぬ」という認識になりました。

ちょうどこの頃、子供の頃から知っている著名な方々がお亡くなりになられています。

私自身、死のうと思った日々もあります。

死という概念が鮮明にイメージできたのです。

 

私はそれに突き動かされました。

今までやっていることを全部やめて、人生経験の中で参考になったなという本を徹底的に読み返しました。

そして、作り上げた人生の目的と方針がこの記事になるという訳です。

日付を見れば自分がちょうど28歳になる日が近い。

もう迷わない。徹底的に人生を生き抜いてやろう。

28歳以降の人生を漫画家として生きる決心をしたのです。

残りの人生で何をしたいか決める

この絵は10月3日に描き上げたもの。

まだブログに載せていなかったので掲載しておきます。

 

どうも音無サノトです。

友達に漫画の設計図(ネーム)を見せて評価をもらった後に、描き途中だった上の絵を完成させました。

その後、ネームを書き直して、雑誌への投稿に向けて制作を進めていこー!

と思ったのですが、そこで私の創作は一旦、止まります。

 

いまいち自分の中に燃えるような「何か」を感じなかった。

本当に描きたい作品はこれだろうか。

近いような気もするし遠いような気もする。

今やっている活動って何を目指してやっていたんだろう。

なんか曖昧な方針だけを立てて目先の目標に向かうことで大事な決断から逃げている気がする。

 

そんな言葉が頭をよぎりました。

 

なので自分の人生をもう一度振り返ることにしました。

ただ、自分の知識だけを頼りに振り返っても稚拙な内容になって終わるだろうと思ったので人生哲学の本を読むことにしました。

 

最初の本として選んだのが以下の4つ。

『思考は現実化する』(著:ナポレオン・ヒル、訳:田中孝顕、1994年、きこ書房)

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(著:スティーブン・R・コヴィー、訳:フランクリン・コヴィー・ジャパン、2013年、株式会社FCEパブリッシングキングベアー出版)

『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』(著:読書猿、2020年、ダイヤモンド社)

『思考の整理学』(著:外山滋比古、2011年、株式会社筑摩書房)

 

この中で『独学大全』以外は再読になります。

特に『思考の整理学』は私のバイブル的な書籍であり、高校生のときに初めて読んでから、ずっと読み返している本です。

『思考は現実化する』と『7つの習慣』は自己啓発本の中で、かなり本質をついている内容だと感じている本でして、1回読んで以降は何回かパラパラとめくって復習する、という読み方をしていたのですが、もう一度全部読み返そうと思いました。

『独学大全』は今後、自分が学んでいく内容や手法の基礎を深めるのに役立ちそうな本だと感じたので読むことにしました。

 

現在、このブログを執筆時点では『思考は現実化する』と『7つの習慣』は読み終えました。

『思考は現実化する』は19時間24分15秒。

7つの習慣』は23時間15分59秒。

それぞれ読み終えるのに大体6日間くらいはかかりました。

そして現在は『独学大全』を途中まで読んでいる段階です。

 

ただ読むだけではなくメモを取りながら、自分が28年間で得た経験と知識を紐づけるように読み進める。

今まで以上に深い理解で読めている実感があります。

多分、人生で一番勉強しています。

これまでもプログラミングや漫画・イラスト制作などを独学していましたが、その時の経験もあってからなのか、ものすごく勉強できている。

 

とりあえず直近の計画では、

・上記の4冊を読破。

・その知識やメモを通して人生の振り返り。

・そして次の学びと創作を含めた今後の人生を計画。

これらが16日には終わる予定(多少、前後しそうですが)で、それまでは創作活動は停止します。

 

本当は学びながら作りたいのですが私にはそんな器用な真似はできそうにないです。

なので今はしっかり学ぶ。

土台ができた上で更なる創作活動への道と繋げていこうと思います。

 

本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

ネームの感想をもらった感想

『兄妹』 マッシュルーム

マッシュとは誰のことですかね。

部屋とは関係ないらしいです。

 

どうも音無サノトです。

先日、投稿用の漫画のネーム(設計図のようなもの)を友人に見せて感想をもらいました。

・主人公のキャラクター性がイマイチ伝わってこない

・展開の盛り上がりに欠ける

などの指摘があり、改善に向けてのいい意見をもらえました〜。

自分の成果物が他人にどう伝わっているか、ということは自分では判断できません。

やっぱ誰かに見て感想をもらうというのは大切です。

この意見を踏まえてネームを描き直しました。

もうちょいビジュアル面を詰めてから原稿に入りたいと思います。

 

ただな〜。

感想をもらうときに言われたことで一番印象に残ったのが

「エグい話が見てみたい」

というもの。

 

グロいのとか、そういうのじゃなくて、社会を斜めから見たように、ひっそりと皮肉を入れているような、そういうのが見たいとの強い要望が。

自分が昔、そんな感じの漫画を描いたのが忘れられないらしいです。

確かに自分の中にそういうのが完全にない、とは言い切れない・・・

なんなら時々、素でそれが出てしまっていて、気づく人には気づかれているような気がしなくもないです。

それに自分の絵柄で結構エグいことを言っていたら、なかなかシュールな漫画にはできそう。。。

悩むけど、ひっそりと描いてみようかな・・・ネットに載せるかは別として。

 

そして話は代わり、ようやく仕上げたイラスト。

高木さんにニーア・オートマタの2Bコスプレというコンセプトです。

今までにやったことのない技法やら色々と試しては却下してを繰り返してました。

うまくなっているようにも思えますが、どうだろうか。。。

ペンのタッチが残るように意識したのですが、もしかしたらシンプルにアニメ塗りにした方が良かったかもです。

それを踏まえて次回の課題とします。

 

まあ少しずつ成長はできていると思います。

 

本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

創作的体力はついたので12年後に向けてクオリティを上げてく

『兄妹』 アホウドリ

不憫です。

 

どうも音無サノトです。

急に肌寒くなってきた今日この頃。

朝があまりにも寒すぎて長袖を取り出しました。

私の苦手な冬がいつの間にやら来ていたとは。

 

季節は変われど、私のやることは変わらず、黙々と創作をしていました。

今日はキャラクターデザインを少々。

それとイラストの制作を進めていました。

 

今までは、とにかく完成させるのすら大変な思いをしていたので、キャラクターの細部をしっかり決めてから原稿作業に入る、ということをしてませんでした。

創作活動の体力がだいぶ付いたのか、はたまた最初にしっかり決めてないと後でしんどい思いをすることを体感したからか。

今回は入念にキャラクターを考えています。

ストーリーもデザイン面も、いつもより考えている分、クオリティを上げられている感覚があります。

その代わりに、作業時間が倍どころじゃないほど増えているのですが。

 

まあ、それは仕方ない。

 

成長するには挑戦がいる。

そして挑戦するから時間はかかる。

 

締め切りを作って完成させることを目的にすると、挑戦することを回避して、今までの手法で乗り切ろうとする。

だから成長したいなら時間をかけて挑戦するべし。

 

その考え方を手に入れてからは、少しラクになりました。

今までは数をこなすことを優先してましたからね。

成長速度が遅いのではないか、描くスピードが遅いのではないか。

そんなことを気にしていました。

 

まあ、先ほども述べた通り、創作的な体力はついたので、数をこなすことも全く悪いわけではないですけどね。

フルマラソンをできる体力は付けたから、後はフォームなどを修正して、より効率よくパフォーマンスを上げていく。

そういう段階かな〜と思っています。

 

人間は知的創作活動のピークが40歳くらいになると訪れるそうなので、あと12年頑張れば、それなりの形になっているのではないかと淡い期待をします。

12年だったら生まれた子供が中学生になる頃か。。。

うわっこわっ。

このまま結婚せず、12年過ごしたら同級生には中学生の子供がいてもおかしくない事になるのですね。

こわっ。

やっぱ、そう考えると親ってすごいな〜。

今の自分の年齢(28歳)で子供を作ったのですからね。

その子供が私なのですが。

 

少子化を加速させそうな生活していてごめんなさい。

明日も黙々と創作するだけで、出会いも何もないです。

そこら辺は他の人に任せた!

私は・・・その子供たちにちょっとだけタメになるような漫画描きます。多分。

本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

魅力的なストーリー作りは現代社会では求めらる

『兄妹』 空夢

『兄妹』 E電

ムダ知識ほど面白い。

 

どうも音無サノトです。

ここ1週間くらいストーリーライティングなるものを勉強してました。

ストリーライティングとは、魅力的に物語を語るにはどうすればいいのか、というものです。

こちらのサイトを参考にピクサーが実際にストーリーを作る際の考え方を学んでました。

keystory.jp

 

これをもとに次の漫画のネタを書いていたのですが、このストーリーライティングなるものって現代社会では結構必須なスキルのように感じました。

要は「伝える力」なので、情報発信の力に繋がるのです。

 

情報発信が当たり前になった現代では、会話以外にも伝える力って求められています。

会話だったら相手も反応してくれるし、よくわからない部分は質問されるなど、相手側も理解するためのアクションを起こしてくれます。

 

だけど一方的な情報発信だと、よく分からないものはスルーされるという傾向にあります。

自分自身も「よく分からないな」って感じるものは最後まで読んだりしません。

 

どんなに素晴らしいものでも相手に伝わらないものはスルーされる。

それが現代社会の傾向だと自分は分析します。

 

「いいもの」よりも「わかりやすいもの」が求められている。

そして、この「わかりやすいもの」というのは決して「単純なもの」という意味ではなく、「伝わりやすい形になっているもの」のこと。

その伝わりやすい形にするための考え方がストーリーライティングなのです。

 

スティーブ・ジョブズのプレゼンって人々を魅了しますよね?

それって彼が私たちに iPhone を手にしたときの感動を伝えてくれたからだと思うのです。

決して、機能の紹介とか、解像度が〜でとか、操作方法はこうで・・・みたいな表現をしてないんですよ。

だから皆んなに価値が伝わる。

どうやってストーリーを組み立てれば人々に価値が伝わるか、というのができている。

まあ、そもそもピクサーってスティーブ・ジョブズが立ち上げた会社ですしね。

立ち上げたというより買収したが正解かな?

 

ということで、ストーリーライティングを学んだときに、これって現代社会ではより求められる力だなって思った話でした。

簡単に手に入るスキルではないですが、自分の創作活動や生活に取り入れていきたいです。

本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

読み切り作品を描き終えました

#オリジナル はじめましての夏 - 音無サノトのマンガ - pixiv

 

どうも音無サノトです。

コツコツと描いていた読み切り作品が完成しました〜。

pixivとTwitterには載せたのですが、このブログでは画像容量が重すぎてアップロードできませんでした・・・地味にショック。

まあ、そもそもブログに重たい画像を載せることはないので仕方ないですね。

興味を持っていただいた方はぜひpixivで読んでいただけると嬉しいです。

 

さて、作品を完成させた感想ですが・・・

漫画って描くのめちゃくちゃ大変!

知っていたけど、より実感しました。

正直、色々と妥協したのに完成までが遠かったです。

それに描いている途中で粗に気づくとものすごくモチベーション下がります。

うわ〜最初からやり直したいって気持ちになります。

でも最初からやり直したら、いつまで経っても完成しないループに入るので完成を目標にしました。

とにかく最後までいけたのでよかったです。

創作的な体力も身についたし、作業ペースの配分も少しは理解できました。

あと20作品くらい描けばプロと同じレベルにはいけるのではないでしょうか。

過大評価しすぎかな・・・?

 

とりあえず反省点としては設定、ストーリー、キャラ、背景、全部もっと頑張りましょうって感じですかね。

特にストーリーはもっと描きたいことを絞るべきでした。

初心者がよくやるという詰め込みすぎをやらかした感があります。

ファンタジーな世界でほのぼの感をだしたかったのですが、前半に要らない描写が多かった気がします。

そこら辺を踏まえて次に活かしたいです。

 

さて、しばらくはいくつか頂いたイラストの案件をこなしつつ、出版社に漫画を投稿してみようと思うので、それらの制作に入ろうかなと思います。

まあ、その前に息抜きにイラストを描こうかな・・・

本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

英語で物事を考えるとシンプルに整理できるらしい

『兄妹』 Cat

こう考えると日本語の多様さってすごいですな。

 

どうも音無サノトです。

物事を考えるとき英語で考えるとシンプルに整理することができる。

そんなノウハウをどこかで聞きました。

英語だと知っている単語数が少なく、難しい文章にすることができないため、自動的にシンプルになるとのこと。

ということは、英語ペラペラだったら使えないノウハウですね。

まあ、英語ペラペラではない私にとっては使えるノウハウなので何かしらに応用していきたいです。

もしかしたら、そのうち英語ペラペラになるかもしれないですし。

 

英語ペラペラになりたいな〜。

アメリカに住んでいる子供だって英語を喋れるのだから、できないことはない、と思うのですがね。

そもそも英会話の機会がないので上達もしないのでしょう。

SNSで外人のグループに混ざってみようかな。。。

それかYoutubeで外人の動画を見まくったら取得できたりしないものか。。。

まあ、できたところで英語を使ってやりたいことが今のところないのでモチベは上がりそうもないです。

やはり最初に述べた、英語を使ってシンプルに物事を考える、の方を実行した方がタメになりそう。

漫画のアイデアとかを検証する際に使えそうな気がします。

本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!