どうも音無サノトです。
昨日、「林修の初耳学」を視聴しました。そこで林先生が高学歴ニートの人たちに授業をやるという企画がありまして、それが印象に残っていたので今日は自分なりに感じたことを書こうかなと思います。
その授業では高学歴ニートの人たちが「自分の好きなことをやりたい」、「働きたくない」などの意見を林先生にぶつけていました。それに対して林先生が述べたことは、物事を考える上で二つの軸があるということです。「できる」で考えるか「やりたい」で考えるかという軸です。下記のような図で説明していました。
「やりたい」を軸に考えるのはジョブズ型のタイプだと言っておられました。下記の赤の部分を優先する人です。
それに対して、林先生自身は「できる」を軸に考えているそうです。下記の青の部分です。
林先生も昔は「やりたい」を優先して、証券会社を設立してりとチャレンジはしたそうですが、それで失敗したらしいです。借金もあってこのままではまずいなと思ってたそうです。ただ塾の講師として臨時で行った際に、どこの塾に行ってもここで働いてくれと言われたそうです。林先生はやりたくなかったそうですが、どうやら自分は塾の講師として周りができると判断しているらしい、ということを考え講師の道に進むことを決断したみたいです。そこから30年間は人生上手くいっているとおっしゃっていました。
納得する内容ではありましたが、自分の経験からはちょっと違和感がありました。
それは就活の時の話です。自分も林先生の様に「できる」を軸に物事を考えていました(当時はあまり意識していませんでしたが)。なので自分が学生時代に得意だった数学と物理から、工学系の道に進もうと決め、これからはITの時代だと思ったので情報系の学科に進みました。それから大学4年で自分はそれなりの成績を収めました。卒業研究で優秀賞をもらうくらいにはです。
ただそんな自分が就活のとき一番苦しんだものがあります。それは面接でよく聞かれる「何がやりたいですか?」、「我が社でどんなことをしたいと考えていますか?」という質問です。正直に言えば「働きたくないですよ? ただそれだけじゃ世の中生きていけないでしょ? だから消去法で自分が得意だった情報系の力を活かしてエンジニアを選択しただけですよ?」と思っていました。「できる」を軸に考えていたため、この質問がなかなか答えを見つけられませんでした。仕方なく大学時代で経験したことから、それらしい理由を作ってその質問を突破しました。確か「組み込みの授業で自分の書いたコードでものを動かせるのが面白いと思ったからエンジニアになりたいと思いました」みたいな答えをしていました。ただ「職業としてエンジニアやりたいか?」と聞かれたら答えは「いいえ」ですよ。だって大変じゃないですか。ものを作って上手くいかなかったらデバッグして、納期に間に合うように成果を出すというのは。そして、自分は極力やりたくないので、仕事では言われたことしかやらない様にしたいなと思いました。ゆとり世代が大人から指摘される内容ですよね。だって積極的に行動したら仕事増えるじゃないですか、色んなこと任せられたくないです、必要最低限で十分ですと考えてしまいます。まあ実際は色々と頑張って評価は高かったのですが、そのあとから上手くいきませんでしたね。それについては話が逸れるので別の機会に載せようかなと思います。
要は自分が言いたいのは「できる」を軸に考えるのもいいですが、それだけでは上手くいかないです。「やりたい」の要素もないと積極的に行動しません。林先生の場合は「結果を出す」ということがモチベーションになっているみたいです。そこには「やりたい」の要素が少しはあるのではと思います。
「できる」を軸に考えるか、「やりたい」を軸に考えるかについてはどちらもバランスよくが一番いいのでしょう。そして、そのバランスを取るのが若者のこれからの課題なのかなと思いました。「ワークライフバランス」とか言われるやつですね。
本日は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございます。