音無サノトの空想録

人生何も考えてない人の描く漫画

残業のしすぎで気が狂った話

今週のお題「人生最大の危機」

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Anemone123によるPixabayからの画像

 

どうも音無サノトです。

今回のテーマは「人生最大の危機」と言うことで、何かな〜と振り返ったときに思い出すのが新卒で入社した会社のこと。

エンジニアの派遣会社に入ったのですが、その派遣先がなかなかキツかった…

 

その中で一番キツかったのが残業。

7:30に家を出て11:00帰宅の日々を毎日送ってました。

残業時間は40〜60時間くらいでしたかね。

ほぼ働きっぱなしでした。

 

そこで気が狂い始めるまで1年間ちょっとですかね。

そのことを4段階に分けて整理します。

 

第1段階としては残業で仕事が嫌になりました。入社して半年くらいが経ったことです。

 

この時点で直感的に「このままでは自分が潰れそう」と思います。

そこで潰れる前に派遣元に相談などをしました。

残業がキツイこと、仕事を辞めたいことなどを伝えました。

今、思えばここで強く出るべきでした。

 

派遣元の先輩は自分の相談にものっていただけましたし、話もしっかり聞いてくれました。相談としてはとても好印象です。

 

ただ、この一言が自分の心を迷わせます。

 

「仕事辞めるのはいいとして、次何をするの?」

 

これに自分は答えられなかった。

やりたいことは沢山あります。ただ、それは趣味でやりたいことであって、仕事にしたいものではなかった。

 

なので、その質問に答えられませんでした。

だったらキツイかもしれないけど、もう少し頑張ってみようか、という話になりました。

もうちょっと頑張って派遣先を別のところにしようというのが先輩の勧めでした。

 

自分の心境としても、「新卒で入った会社のため、ここが残業が多いかどうかはわからない」、「今、辞めたところで次はない」、「もう少し頑張れば慣れるかもしれない」など、何かしらの言い訳を見つけて、そのまま仕事をすることにします。

 

先輩は最後に「もし本当にキツくなったら、また相談してね」と言ってくださいました。

 

私は叫びたかった。

「もうキツくなったから相談したんだけど?」

「まず現状がキツイのになんで次の仕事の話になってるの?」

「そもそも残業の多い派遣先だから、派遣元に話したところで何の現状も変わらないじゃん」

 

それを社会経験も少なく、新卒で入って半年しか経ってない自分が言える立場ではないなと思いました。

 

 

第2段階で仕事にミスが増え始めました。

 

些細なミスが連続しておきます。そもそも仕事の理解が浅いのに、どんどん仕事が来ました。

それに自分が対応できなくなり焦り始めます。

自分で悩んでもしょうがないと思い、仕事のことを色んな先輩に聞きました。

しかし、そもそも仕事の理解が浅いため、本質的な質問ができない…そして、それは自分でも理解してました。

 

1から10まで聞いたら「自分で考えてるの?」と言われ、自分で考えてやったらミスをして「何でやる前に確認しないの?」と言われる毎日です。

 

ただ自己評価では全然仕事ができていない、と思ってたのですが、色んな人からは仕事ができる人だと思われてました。

与えられた仕事にがむしゃらに取り組んでいたので、それが好印象だったのでしょう。

ちゃんと与えられたことはミスをしようと最後までやる、これを自分はできていました。

 

そして何よりミスの程度の大きさです。

自分のミスは取り返しがいくらでも出来るミスでした。というより自分が些細な事で分からなくなったら、すぐ報告したので対応がいくらでも出来る段階でした。

なので同期で同じ課に入った中では一番「やらかしてない」人間でした。

 

だからなんでしょう。

やらかしてないから優秀、という図式が成り立ち、色んな先輩に聞きまくったのが功を奏し、理解力もある、という高評価がつきました。

 

全然ダメだ…という自分の気持ちとは逆に、周囲はちゃんとできてると思います。

 

その結果、仕事がどんどん増えました…

 

 

第3段階でプライベートにも支障が出始めました。

 

実は残業の他にももう一つ問題を抱えてました。

それが自分の指導係となっている先輩とのコミュニケーションです。

この先輩がなかなか気難しい性格で、すぐキレる人でした。それに基本的に何も教えてくれないし、わからないことがあったら聞いてねって言われるだけで具体的な指示が何もありませんでした。

それが苦手でコミュニケーションが取りづらかったです。

 

本来ならこの先輩から仕事をもらうはずなのですがタイミング的に新人に振れる仕事がなかったというのもあって、他の先輩から仕事を取りに行ってました。

 

仕事のことを色んな先輩に聞き回ったのも、この先輩から直接仕事がきてないことに起因しています。

 

「本当はこの指導係の先輩から教わらなきゃいけないのにな…」と思いつつ、他の先輩からの仕事がどんどん来るし、その先輩もそっちの仕事をやっていいよって感じだったので、そちらを行なっていました。

 

そこら辺からコミュニケーションのズレが生じ始めます。自分に一番、近い先輩が一番話しづらい先輩になっていました。

 

そして事件は起きます。

些細なコミュニケーションのズレでついに、自分は指導係である先輩を激怒させることになります。

 

ここで完全に心が折れました。

 

残業の苦しさで仕事に対してかなり疲弊しており、でももう一度頑張ろうと思った瞬間に、人生でここまで叱られたことないってくらい叱られました。

 

もうこの日からどんどん精神的な辛さが行動に現れ始めます。

 

頭が働かない。夜眠れない。仕事が終わらないことが怖くて仕方ない。朝の出勤時の記憶がない。休日が苦痛。食欲もない。

 

この段階で多くの先輩が、流石にやばいなと感じたのか、色々と相談にのってくれました。

あの激怒させた瞬間を見てた先輩も何人かいたので自分のフォローに入ってくれました。

 

ただ、もう心を戻せるメドが立たなかった。

自分は派遣元に仕事を辞めることを告げました。

 

ただ1点。

自分の他にも、もう辞めることが決まっている人がいて、連続で辞めるのは流石に避けたいというのが会社の思うところ。もう少しだけ待ってくれないか、と言われました。

年内までには派遣先を変えるなり、辞めるなりの対応を取ると約束すると。

 

この時が4月。自分はまだ8ヶ月も働き続けることになります。

 

 

第4段階で「生きること」すら難しくなりました。

 

「死にたい」毎日、そう思いながら目覚めました。

朝はなるべく思考停止して、何も考えずに出勤しました。そうしないと体がもたない。

 

帰宅後は眠れないため酒を無理矢理、飲みました。酔って感覚を麻痺させないとまともでいられない。

今、思えばこの状況すらまともではないです。

 

そして休日。もはや何もやる気がなかった。とにかく寝たかった。でも眠れない。

だから朝から酒を飲んで、無理矢理、思考停止するようにしてました。

 

考えるとただ苦痛。

 

ああ、そうだ。死ねばいいんだ。

タオルを首に巻き、ドアノブに引っ掛けて吊りました。

ドアノブが自分の体重で下に下がった事で、腰を打ち付けて正気に戻ります。

自分は何をやっているのかと。

 

それでも、わずかに残した精神力で平日の出社をやり過ごし、歓迎してない休日が来る。

それをクルクル回していました。

 

急にタオルで首を締めて、我に返るということを何度も繰り返してました。

電車に飛び降りようかと思いましたが流石に周りに迷惑。死ぬなら一人でひっそりと死のうとか考えてました。

 

とにかく仕事を辞められる時が来るまで待ってました。

 

ただ、その前に急に恐ろしいことがおきます。

 

ついに他人との会話ができなくなりました。

簡単な仕事の指示だということはわかってるのですが、頭が働かず、何を言ってるかわからない。

自分がどう仕事をし、何を報告すればいいのかわからない。

どうしたの? と聞かれても、自分に何が起きてるのかわからない。

 

仕事が手につかなくなった。

もうこれはダメだとと思い会社を休んで病院に行きました。

 

うつ病です。今すぐ仕事を辞めてください」

これが医師の判断でした。

 

そこからはよく覚えてないです。

その日に緊急入院となり、親が来て実家に戻るための準備をしてもらい、派遣元の営業の人が来て派遣先の契約を解消し、休職の手続きに入り…

 

そして気がつけば実家での生活に戻っていました。

 

ようやく自分を取り戻せたなと実感できるのは数ヶ月後。自分のキャパシティの限界を知りました。

 

やりたいことをやろう。

もっとゆっくり生きよう。

 

そう思って現在、色々なことに挑戦中です。

 

本日は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました!