どうも音無サノトです。
自分は漫画が大好きでよく読みます。そんな中で短編漫画にハマっていた時期がありました。今日は1巻完結の漫画で戸田誠二さんの「生きるススメ」をご紹介したいと思います。
戸田誠二さんの作品の特徴。
普通の人間のありふれた日常の中から、誰もが感じるであろう幸福、不幸を描くヒューマンドラマが特徴的です。登場人物たちのセリフには人生の糧となる言葉がとても多く、そのセリフに深みを与えているのが、その人物たちの背景や想いなどです。基本的に1話完結ですが、とても読み応えのある内容と深いメッセージ性が印象的です。
戸田誠二さんは1巻完結の漫画を多く出版しております。そわな沢山ある作品の中から「生きるススメ」を薦める理由は、単純に作中の物語で自分が一番感動した話があるからです。
それは「花」という題名のお話です。
マイナー漫画家の先生の元でアシスタントをする女性の話です。元々プログラミングの会社で働いていたのですが、仕事への充実感に疑問を持ち、漫画家の道に進みます。ただ上手く漫画を描くことが出来ずに悩みます。そんななか、先生が病いで倒れます。死の直前まで漫画を描き続けた先生、そしてその先生から貰った植木鉢と花についての話。この女性に先生が残した言葉が、「何かを伝えることについての大切さ」を考えさせられるものとなっております。
1巻完結で手軽に読めますし、一つ一つの話は短編で読みやすいです。
マイナーな作品ですが大人にとっては意味深い話が沢山詰まっております。ぜひ、1巻読んでみてはいかがでしょうか。
本日は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございます。